プラセンタとは・・・英語で胎盤のことをプラセンタといいます。
プラセンタ療法とは胎盤より抽出した成分を注射し、いろいろな疾患の治療に使う治療法です。

プラセンタ療法の効果

疲れ、不眠、肩こり、腰痛、肌荒れ、冷え性、更年期障害、自律神経失調症、アレルギー疾患(アトピー、
喘息など)、膠原病、肝機能障害、免疫強化(風邪を引きにくくなる)など

胎盤は、1個の受精卵からおよそ10ヶ月で約3kgまで細胞を増殖させ、胎児を形成する臓器です。
その過程において、様々な細胞増殖因子やサイトカインを合成し分泌しています。
胎盤の中には、様々な有効成分が含まれており、滋養強壮、美容の面で注目されています。
そのため、西洋では、クレオパトラやマリーアントワネットも好んで使用していたといわれています。

動物界では、お産の後に胎盤を食べるという話を聞いたことがあると思いますが、これは産褥期の体力回復のためと言われています。
このプラセンタの成分を抽出し医学的に開発されたのは昭和30年ごろです。
肝細胞の増殖、創傷治癒の促進により、肝機能障害を改善する薬として、厚生大臣(現厚生労働大臣)の認可のもと、医療現場で使われ、現在に至っています。その使用の過程において、疲労改善、肌のつや、しみ、更年期障害、月経困難症、アトピー性皮膚炎、リウマチなど、多くの副効果があることがわかり、現在では婦人科疾患、美容、アレルギーに対しても使用されてきています。

プラセンタ治療薬の副作用について

現在まで長く使われてきているこの治療法において、重篤な副作用の報告はありません
副作用としてあげるならば、注射部分の発赤、硬結が少数報告されているのみです。
また肝炎やエイズなどのウイルス感染についても感染のある胎盤を使用しないのはもちろんですが厚生省の指定以上で加熱処理しています。

胎盤中の成分とは・・・

たんぱく質・脂質・ミネラル・ビタミン・アミノ酸、酵素、糖類、各種成長因子(肝細胞や神経細胞、上皮細胞、線維芽細胞の増殖因子・インターロイキンなど)